実践!地産地消

今日の昼休み、「地産地消」を実践してみた。

烏賊とトマトのパスタ。
地元のものは、烏賊とトマト、そして唐津焼
他の材料についていえば、パスタ、チーズ、パセリ、バジルはアメリカ。
オリーヴ・オイルは、イタリア。塩は、対馬
にんにくについては、たしか中国。

材料すべて地元のもので集めることはできるのだろうし、やれないことはない。
けれども日常的に食べるものであれば、このような按配でいいんじゃないかと思う。
毎日、厳密な意味での地産地消をおこなわなくてもいいと思う。

材料の原産地を書き出してみて思うのは、出自の異なるさまざまなもののが、料理という最終地点において一緒になるということ、そして、やはり一つの狭い地域だけでは日常のすべてを賄えないということだ。

自分の作ったものを食べながら思ったことは、「地産地消」というのは「地域主義(リージョナリズム)」に結び付くのではなくて、地域間の「相互依存関係」に結び付くものなのだということである。
この相互依存関係がなければ、おそらく写真のものは作ることができない。そう思う。さらにいえば、経済的な結び付き、そして文化的な交流がなかったならば、できないものだと思う。

経済、歴史、文化そうしたものが、自分の作ったもののなかに、具現化している。

そんなこと思うと、自分の作ったものが、なんだか「ありがたい」もの、「奇跡的なもの」としてとても美味しく(?)感じた。
まあ、実際は、すこし塩からかったのだが。

食べ終わり、良いブログのネタもできたしゆっくりしようと思ったら、おっと、昼休みももう終わりだぜ。(もりやま)